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ハト派FOMC

NY市場
01 /31 2019
1/31/2019

ハト派FOMC

24時間予想レンジ
ドル円 108.40-109.20
ユーロドル 1.1440-1.1520
米10年債 2.60-2.75%
NYダウ 24800-25100

昨日のFOMCステートメント及びパウエルFRB議長記者会見は「利上げの可能性は弱まっている」、「金利の調整を様子見」、「バランスシート縮小を修正する用意」などと押並べてハト派にドルは全面安でドル円109円割れ、ユーロドル1.15タッチ、ポンドドル1.31台回復となる一方NYダウはハト派トーンを好感して$400超の上昇でおよそ1か月半ぶりの25,000台乗せ、株高ドル安という株と為替(米ドル)の相関が逆転し始めたのが目立つようになってきました。

米株は売られ過ぎ感のあったアップルの買戻しや全日空が30機の購入を発表したボーイングの上昇などに一時的に引っ張られた要因が強く、米債利回り低下に表れているように米国のファンダメンタルズは逆に低下、外国為替市場は珍しく(?)ファンダメンタルズに沿った動きを見せましたが果たしてどこまで続くかは疑問、明日金曜はNFP雇用統計も控えているのでドル売りの流れも小休止すると思われます。

ユーロドル1.15タッチは一時的と見て一旦ショートに、ドル円は何となく弱気派が圧倒的に増えてきたので天邪鬼の僕は108ミドルでロングに。



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FOMC、今週の相場見通し

相場見通し
01 /30 2019
1/30/2019

FOMC、今週の相場見通し

今週の予想レンジ
ドル円 108.60-110.40
ユーロドル 1.1320-1.1480
米10年債 2.65-2.85%
NYダウ 24400-25400

ドル円、ユーロドルともに狭いレンジが続くのを傍目に英ポンドは昨日の英議会でのBREXIT修正案採決を巡って大幅下落、目玉のクーパー案は否決、アイルランドとの国境問題がメインのブレイディ案は可決などばらばらも結局EUに提案する最終案からは程遠い感大有りで前途多難、EU側は再交渉は無いとしながらBREXIT延期を考慮する用意はあるとのコメントも出るなどいろいろとネタには事欠かない状況、一言で言って何もかもが「不確実」ということに尽きると言えるでしょう。

今日NY午後は今年初のFOMC。今回の利上げ(利下げも)確率はゼロ%、今年から毎回記者会見をすることになりパウエルFRB議長の会見が注目されますが昨年末には2019年内の利下げ確率が20%近くまで織り込まれた短期金利市場も現在は利下げはほぼゼロまで低下、年内25bpの利上げ確率は21%とドットチャートが示唆する年2回の利上げより遥かに弱気。

そして2月1日金曜日はNFP雇用統計、前回の12月NFPは予想を大きく上回る雇用者数でしたがその反動で1月雇用統計は若干弱くなるリスク有り。

いずれにしてもFOMCとNFPという米国サイドの2大イベントということで109円台で膠着しているドル円もレンジブレイク期待、株式市場が堅調なのでドル円もロングキープ、NFPが弱くても108円ミドルはサポートされると思われ絶好の買い場か、ただし110円台のオファーも厚く、一気に上昇する相場ではなさそう。ユーロドルも材料不足で結局1.13-1.15レンジに収まるか。



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ECBハト派

NY市場
01 /24 2019
1/25/2019

ECBハト派

24時間予想レンジ
ドル円: 109.40-110.00
ユーロドル: 1.1260-1.1340
NYダウ 24,500-24700
米10年債利回り 2.70-80

2019年初のECB理事会、ステートメントは大きな変更なく金利据え置きもドラギ総裁の記者会見はやはりかなりのハト。
地政学リスク、保護主義台頭リスク、エマージング市場リスクなどに加え「EU圏の経済見通しリスクは下方に傾いた」、「昨今のデータは引き続き弱い」、「インフレ基調は低下」と述べ、3月の理事会では「夏過ぎに利上げ」との文言をステートメントから削除する可能性も出て来ました。
ユーロドルは久々の1.13割れ、年初のドル下落をフェイクと見るならばユーロはまだ下げ余地あり、昨年安値の1.1210,そして節目の1.10ターゲットにショートしてみました。

一方のポンドドルはDUP英民主統一党がメイ首相のBREXIT案を支持するなどの報道に上昇、そろそろまたネガティヴなニュースが出る頃とも思われポンドロングは利食い売り。

この所109円台でノロノロしているドル円も110.00から上に少しづつストップが入って来ている様子にロングキープ。



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日銀インフレ予想下方修正

NY市場
01 /23 2019
1/23/2019

日銀インフレ予想下方修正

24時間予想レンジ
ドル円: 109.20-110.20
ユーロドル: 1.1320-1.1400
NYダウ 上昇
日経225 やや上昇
米10年債利回り 横ばい

NYは氷点下20度という大寒波が過ぎさり自宅待機ディーラー達も職場に戻ってきたものの外国為替市場は相変わらず狭いレンジ。

昨晩の日銀会合は予想通り政策据え置きもインフレ見通し(コアCPI)を昨年10月の1.4%から0.9%へと大幅な下方修正、急落した原油価格が主要因だそうですが、現在の大規模金融緩和がより長期化する見込みが高まりドル円、日経とも堅調、同じく昨晩発表の12月本邦貿易統計は輸出がここ2年で最大の落ち込み、小動きながらドル円は久々の110円台が目の前に迫って来ました。

明日は注目のECB理事会、BREXIT不透明感、昨今の指標鈍化、フランスの政局不安などもともとハト派なドラギ総裁がより今年の夏過ぎの利上げに慎重になるリスク大あり、狭いレンジが続くユーロドルが1.13割れの可能性も。

ドル円ロング、ポンドロング継続中。

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キング牧師祭日、今週の相場見通し

相場見通し
01 /19 2019
1/21/2019

キング牧師祭日、今週の相場見通し

今週の予想レンジ
ドル円: 108.80-110.60
ユーロドル: 1.1300-1.1460
NYダウ やや上昇
日経225 やや上昇
米10年債利回り やや上昇

週明け月曜のニューヨーク市場はMLK day, キング牧師誕生日祝日で休場、
22日火曜日にドイツZEW、水曜は日銀政策金利決定会合とオーストラリア雇用統計、木曜はECB理事会、金曜にドイツIFOと米耐久財受注が主な今週のイベント。

日銀会合は政策据え置きもインフレ見通しを下方修正するとの見方が強く、そうなると金融緩和がより長期化するとの期待からドル円、日経ともに上昇余地あり、ドル円は今年初の110円台乗せの可能性大、年明け早々のドル円、クロス円の大暴落劇以降売り上がりを続けるプレイヤーも多く、しばらくは下値が限定的109.00辺りで支えられると見ています。

ECB理事会も金利据え置き、このところの指標鈍化やフランスの政局不安などで今年夏過ぎに予定されている10年ぶりの利上げ時期が先送りされるリスクもあり、ユーロドルが再び1.13割れトライの可能性はありますがECBが極端にハト派でない限り1.1300はサポートされるでしょう。

米国サイドの指標は金曜の耐久財受注程度であまり相場に影響なし、米中貿易摩擦の一時的な緩和や2回目の米朝サミットが2月末に予定されるなど政治的な好材料から米株上昇も期待されます。

ドル円ややロング、ユーロドルショートは1.1300-20でロング転換、恐る恐るポンドロング継続中。



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BREXIT迷走

NY市場
01 /16 2019
1/16/2019

BREXIT迷走

前日クローズからのレンジ
ドル円: 108.37-108.91
ユーロドル: 1.1378-1.1425
ユーロ円: 123.53-124.15

NY午前11時
ドル円: 108.71
ユーロドル: 1.1402
ユーロ円: 123.95
米10年債: 2.73%
NYダウ: 24184.80 +0.50%

火曜日英議会でのBREXIT法案はやはり否決、野党労働党によるメイ首相不信任案が持ち上がるもこれまた否決される見通し大、3月29日に予定されている離脱が延期される可能性が高まっている一方、一部で上がっているBREXITの再投票に関しては非現実的との見方が多数で 、簡単に言うと「何も決まっていない」の一言に尽きると思います。

外国為替市場もポジショニングに苦労するところ、どう転ぶか分からないポンドは触らないのが無難とも言えますが、大きく動くチャンスでもあり、これ以上の悪材料はあまりなさそうなことからここはひとつロングにふってみようと考えています。

EU側からの譲歩やもし万が一再投票などの事態になればポンド暴騰間違いなく、現時点でのリスクリワードは上でしょう。

ドル円は蚊帳の外で狭いレンジが続きますがオプションのボラティリティが低下してきている今、次の大きな波に備えてオプションを仕込むいいチャンス、年明け早々の大暴落劇の再演期待でドルプット買い、或いはキャッシュショートヘッジのコール買いか?


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米インフレ

NY市場
01 /11 2019
1/11/2019

米インフレ

前日クローズからのレンジ
ドル円 108.15-108.60
ユーロドル 1.1458-1.1540
ユーロ円 124.30-125.00

NY10AM現在
ドル円 108.45
ユーロドル 1.1466
ユーロ円 124.35
米10年債 2.688%
NYダウ 23835.50 -0.70%

米インフレ、と言ってもお米(Rice)価格上昇ではなくアメリカのCPI。
今朝発表の12月コアCPIは予想通り前月比+0.2%、前年比で+2.2%とインフレ目標の2.0%を若干上回ったままここ数か月は推移、原油価格が10月から30%以上下落している恩恵を貿易紛争の関税による物価上昇で超消しにしている形、NYに住んでいると家賃上昇、地下鉄の値上げ、食料品価格上昇、外食価格上昇とインフレを身近に感じます。

米株市場は今朝こそ下げているものの昨日まで5日連続上昇で再びリスクオンのドル円上昇、先週まで米市場に浸透していた極度の悲観論も弱まり短期金利市場での2019年内利上げ予想は先週の0%(利下げは20%)から20%に戻すなど落ち着きを取り戻して来たように感じます。

2019年の相場はまだ始まったばかり、2月までは騙しの動きとなることが多くあと2週間ほどはポジションを傾けすぎないよう柔軟に、1月終わりからテスト的に逆張りを始める予定。
ヘッジファンド勢もBREXIT期日延長でポンドショートを買い戻したり、1.15乗せでロングにしたユーロを再び売り戻すなど年明けから試行錯誤を繰り返しており本格的なトレンドが出始めるのはまだ先のようです。

来週は所用でアップデートがまばらになりますが何といっても目玉は火曜に予定されている英議会BREXIT法案採決!

皆様良い週末を




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FOMC議事録ややハト

NY市場
01 /10 2019
1/10/2019

FOMC議事録ややハト

前日クローズからのレンジ
ドル円 107.77-108.25
ユーロドル 1.1517-1.1570
ユーロ円 124.48-125.07

NY10AM現在
ドル円 108.02
ユーロドル 1.1528
ユーロ円 124.52
米10年債 2.704%
NYダウ 23745.15 -0.56%

昨日公表されたFOMC議事録はややハト派でドル続落、主な内容は以下の通り;
- 追加利上げに慎重になる余地がある
- 2-3のメンバーは今回の利上げに反対
- 将来の利上げの機関やタイミングは一層不明確に

FOMC前から節目の1.15を超えてビッド気味だったユーロドルは続伸、61.8%戻しのある1.1580-85に接近、久々に1.15を抜けてきたので更なる上昇の余地あり、ストップは1.15割れに置いて1.18ターゲットのロングに。

ドル円もフラッシュクラッシュ以来の安値107.77まで、ただし米株市場堅調、ダウ4日連続上昇のリスクオンで円クロス上昇でドル円単体の下値は今のところ限定的、市場の関心も久々に狭いレンジを抜けだしたユーロドルに移り先週大暴れした円は一休みといったところでしょうか。

今朝はFOMC議事録に続き前回のECB理事会議事録公表、経済の下振れリスクに触れややハト派も先月のステートメントとほぼ内容変わらず反応薄、今日正午からパウエルFRB議長講演が予定されていますが先日の対談や昨日のFOMC同様ハト派となるか注目、短期金利市場は相変わらず2021年までの利下げを見込んでいますが今年は流石にあともう1回の利上げを予想する向きも多く債券市場のみならず株式市場にとっても先読みが難しくなってきた感じがします。

そしてその株式市場に大きく左右されている外国為替市場もリスクオンオフの切り替え激しくポジションもこまめに見直す必要、来週にはBREXIT法案採決もありポンド円中心に大きく動く可能性大、ポジションサイズは小さめにしておきたいところです。

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トランプ大統領テレビ演説

NY市場
01 /09 2019
1/9/2019

トランプ大統領テレビ演説

前日クローズからのレンジ
ドル円 108.42-109.01
ユーロドル 1.1438-1.1526
ユーロ円 124.51-125.01

NY10AM現在
ドル円 108.45
ユーロドル 1.1520
ユーロ円 125.00
米10年債 2.732%
NYダウ 23971.40 +0.75%

昨晩のトランプ大統領テレビ演説はメキシコとの国境問題が主題、建設費用を巡って連邦政府機関の一時閉鎖が昨年末より続いている中、国家非常事態宣言を下す可能性に言及、実際の非常事態宣言に至らなかったことでやや安心感も結局たいした中身もなく市場の反応なし。

トランプ大統領はメキシコとの国境に物理的な壁を建設、その費用はメキシコに払わせると2016年の大統領選前から言い続けていたもののメキシコ側が同意するはずもなく非現実的、昨年11月の中間選挙で民主党が下院過半数を取ったことからねじれ国会となり壁の建設を国費で賄うのはますます難しくなりここに来てテレビ演説で世論に訴える作戦に出たようですが民主党側の反対は根強く難航しそう。

一方金融市場がより注目していた次官級米中通商協議、トランプ氏は「順調に進んでいる」とツイート、昨晩一応終了したもののこれといった具体案なく次回の閣僚級協議に。

今日はこれからカナダ中銀、金利1.75%で据え置き予想、米株の急落は隣国のカナダにも影響を及ぼすのは明らかでステートメントもハト派となる可能性。

そして午後2時には前回のFOMC議事録公表、これもハト派な内容が予想されていますが株式市場が大幅下落を始める前のFOMCだったこともありドットチャートもその時点では2019年に2度の利上げ見通しとなっているので市場が期待するほどハト派な内容でない可能性もあります。

ポジションは昨日ストレートドル円ショートを一部ユーロ円、ポンド円ショートにスイッチしたまま。



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リスクオン復活?

NY市場
01 /08 2019
1/8/2019

リスクオン復活?

前日クローズからのレンジ
ドル円 108.52-109.09
ユーロドル 1.1422-1.1485
ユーロ円 124.25-124.85

NY10AM現在
ドル円 108.90
ユーロドル 1.1430
ユーロ円 124.45
米10年債 2.705%
NYダウ 23722.10 +1.25%

恐怖指数VIXはクリスマス前日の35から今日は20を割り込むレベルにまで落ち着き株式市場も堅調でリスクオン復活、リスクオン・オフで乱高下するクロス円、先週のフラッシュクラッシュで大暴落したトルコリラ円、南アランド円、オージー円など全てクラッシュ前のレベルを超えた上昇、ドル円も109円台を回復するなど全戻し達成、ただしここから更に株上昇、リスクオン加速するかどうかは意見の分かれるところ、中長期的には今年2019年は世界経済減速、株式市場下落、ドル下落と見ておりドル円は売りあがり姿勢、なけなしのポートフォリオでは株のウェイトをもう少し下げる計画、インフレの加速にも備えTIPSなどの物価連動国債やREITを増やすなども考慮中。

短期では周りを見るとドル円108円台で売りあがっている筋が多くショートが増えてきている様子、109.20から上のストップをつけてショートの炙り出しで109ミドルから110手前までの上昇はあるかも知れずショートはしばらく我慢を強いられそうです。来週にはBREXIT離脱案の英議会採決が予定されており否決あるいは再延期の可能性が高いことからポンドドル下落リスクが高まりつつあるところ、ここはドル円ショートを一部ポンド円ショートにスウィッチしてしのぎたいと思います。

ユーロドルについても今朝発表されたドイツのIPが予想外に弱かったことなどEU圏の減速が目立ち独ブンデスバンクオフィシャルも「経済指標のボラティリティーが高い」などとコメント、フランスの「黄色いベスト運動」も未だに続き経済、政治の両面での混迷からあまり買い要因なし、こうなってくると消去法でやはり円ロング、米中通商協議の行方次第ではオージーロングも考えられますがこれは協議の結果次第。


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NEWYORKFX

元欧米金融機関NY本支店の外国為替トレーダー、現在もNY在住。
巷に豊富にあるFX関連のブログの中で数少ない(?)ニューヨーク発ブログ、米ヘッジファンド等が日々暴れまくっているNY市場の魅力をお伝えしたいと思っています。
よろしくお願いします!