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トレード判断の材料 実例ユーロドル

NY市場
05 /14 2017
5/14/2017

トレード判断の材料

皆さんは主に何を元に売り買いの判断を下しますか?

チャート、ファンダメンタルズ、需給、ニュース、アルゴリズムから勘や占星術などにいたるまで実に様々な判断材料がありますが、どれが正解だとか絶対に正しいというものはないのが相場の醍醐味と言えるでしょう。

外銀ディーラー達も皆長い年月試行錯誤を重ね、正解にはたどり着かないものの自分のスタイルに合ったものを見つけ自分なりのルールを作っていく人が多いようです。

僕は現在は上に挙げた材料の内アルゴと占星術を除いた全てを判断材料に取り入れるようにしています。一昔前にはアストロロジー(占星術)レポートにも目を通していた時期もありましたが自分には合わなかったので今は見ていません。

大まかに言ってトレードアイディアのベースとなる中長期的なビューをファンダメンタルズと需給から判断しトレードする通貨ペアーを選択、基本的な方向を決めた後にチャートを見てエントリーポイント、利食いターゲット、ロスカットレベルを割り出していくことが多いです。

需給要因を掘り下げていくと、単に輸出入の売り買いやM&A絡みの資本移動などに限らず、マーケットのポジションの偏りやオプションポジションによる需給の歪みも考慮にいれるようにしています。ポジションが偏りすぎると巻き戻しのマグニチュードも自然と大きくなりますし、また、オプションでサイズの大きなバイナリー系のストップがある場合などそのレベルに近づいていく傾向やそのレベルに到達するとさらに動きを加速することが多いのでなるべく注意してみています

では現在の実際のビューとポジションの一例を。

通貨ペアはユーロドル

ファンダメンタルズを見るとユーロ圏、特にドイツの経済指標はGDPが2.1%、直近のCPIも2.0%に乗せるなど堅調さが目立ち、ECBの金融緩和終了、テーパリング間近に迫ってきていることや、フランス大統領選はマクロン氏勝利で無事に通過、今秋のドイツ総選挙でもメルケルし優位は変わらずと政治的にも安定してきており、需給を見てもドイツやイタリアなどは大幅な貿易黒字を増やしつつあり潜在的なユーロ需要が常にある状態、CFTCのポジションもかなり減少したとはいえ未だネットショート、そしてオプションマーケットもつい最近までユーロ弱気、1.0000を唱えるプレーヤーが多く下のプットの方が多く買われていることからもダウンサイドは限定的と見え、総合的に考えて中長期的にユーロは買いと判断します。

次に具体的なエントリーポイント、ストップ、ターゲットをチャートから割り出します。

200日移動平均と仏大統領選第一回投票後の安値が1.0820-30辺りに綺麗にサポートされているのが見えます、このユーロドルロングのような中長期のポジションのときにはエントリーしそびれるリスクを減らすためレベルに幅を持たせるように理想のレベルから2-30ポイント手前、この場合1.0860辺りから少しづつ仕込むようにします。よってエントリーレベルは1.0820-60で決定。

次にストップ、短期の場合はNYクローズベースで1.0820を下回った時などが定番ですが、このポジションは中長期保有なので次のレベル、仏選挙前の安値と一目均衡雲の下限が1.0680近辺、フェイクを避ける為これも10ポイント程クッションを置いて1.0670にストップを置くことにします。無論ユーロが上昇してきたらトレイリングストップも採用、直近高値1.1020超えでストップを1.0820に変更、昨年の米大統領選日の高値1.1300超えで1.1020に変更です。

最後にターゲット、レベルの前に時間軸的なターゲットとして目先はテーパリング示唆の可能性のある6月8日のECB、その後夏場は通常膠着状態が続くことが多いのでキープ、そして利食い時期として9月24日のドイツ総選挙前の9月中旬を目標とします。
ターゲットレベルが今述べた時間軸ターゲットとうまくマッチすればいいのですが、まず6月初旬から中旬にかけて1.1300、ここで半分ほど利食いをいれる予定、残りはキープ。最終的なターゲットは9月の選挙までに1.1710-30.

この1.17前半は2014年高値1.3993から今日までの安値1.0340までのフィボナッチ0.382戻し1.1736と2015年高値の1.1714があるレベルです。

以上が現在のユーロドルロングの詳細で、無論予期せぬ重大な出来事が起きたりした場合は予定変更もありですが基本的にはこのプランに忠実にいようと思っています。
5 14 eur



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NEWYORKFX

元欧米金融機関NY本支店の外国為替トレーダー、現在もNY在住。
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