プロのディーラー禁じ手

FX裏話ネタ
04 /06 2017
NFPやFOMCなどのビッグイベントになるとプロでもそんなせこいことするのか?という事態にまま遭遇します。

例えば指標発表前にドル円が110.30-40で推移していたとします、これまでの安値は110.10で110.00割れたらストップ沢山でそうだなあという状況で姑息なヘッジファンドが109.99とかに大量のストップオーダーを銀行に置きに来ます、しかも1行ではなく数行に200本(2億ドル)ずつとか。

予想より弱い数字が出て110.00を一瞬で割り込みストップオーダーを受け取った銀行は皆一斉にパニック売りです。只でさえ重要指標発表前後はリクイディティーが極端に薄くなるので200本売るのにかかるスリッページ(注文価格と実際の約定価格の差)はとんでもなく大きくなります。
ところが業者である銀行にとってヘッジファンドは上顧客、損益を被ってでもなるべく注文価格に近いところで顧客に渡します。その頃ドル円は既に大幅に下落してますからオーダーをいれてたヘッジファンドは109.99近くで売れたショートを濡れ手で粟のごとくそそくさと利食います、指標発表から5秒で巨額の利食いという瞬間芸も珍しくありません。ていうか銀行側がストップオーダーを売り終える前に利食いいれてることも日常茶飯事。

最近ようやく銀行側も実際の約定価格で渡すようにはなってきましたが昔はまかり通っていた銀行ディーラー殺しの禁じ手です。

mkt collapse
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NEWYORKFX

元欧米金融機関NY本支店の外国為替トレーダー、現在もNY在住。
巷に豊富にあるFX関連のブログの中で数少ない(?)ニューヨーク発ブログ、米ヘッジファンド等が日々暴れまくっているNY市場の魅力をお伝えしたいと思っています。
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